スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

頑張るわんず (気が付けば年の瀬…)

2012.12.31 10:50|診察のご紹介
気が付けば、もう大晦日でしたね。
今月はブログ更新がなかなかできずでした

そんななか、今回は久しぶりに頑張るわんずのご紹介コーナー
しようと思います。


え~と、その前に。突然ですが…
鍼治療だから、東洋医学だから、何か奇跡が起きるはず!」という考え方について。
東洋医学がまだベールに包まれた部分が多いので
そう思われている方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、私の考えとしては、
生き死にがひっくり返るほどの奇跡は
そんな簡単には起こらない
と思っていますし、

西洋医学では想定できない結果(…奇跡??)を生んだとしても、
そこに至るメカニズムは必ずあると思っています。
(ただ知られていないだけで…)

…というのが私のスタンスなのですが。


今日ご紹介する頑張るわんずは、「あ、そういうこともあるのね?」と
自分でも思うところがあった子でした。

このとってもかわいらしい男の子チワワのdidi(ディディ)ちゃん、
これは2回目(初診から1週間後)に鍼治療で往診したときの様子です。
001_convert_20121231105316.jpg

今となっては1回目の写真を撮っておくべきだった…のですが、
初回の診察時は、とても立てる状態ではありませんでした。

【経緯】

お母様の話によると、
昨日急に動けなくなり、四肢ともに感覚が低下、前足も手の甲が裏返ってしまう。
そしてすごく痛そう、ご飯も食べない…とのことでした。

近くの病院ではレントゲン・血液検査で異常無し。
持病の問題でステロイドは使えないし、
安静にして2,3日様子を見ましょう、ということでした。

ただ、見ている間にますます悪化してきたので
安静にしている間に何かできないか、ということで鍼治療のご相談を受けました。


【初診の日】

なるほど、診察時にはかなり首が痛そうで
ちょっとのタッチで悲鳴です。

確かに感覚も落ちているし、チワワ13歳、顔面麻痺の既往歴あり、
となるといろ~~~んな鑑別疾患が出てきます。


私の頭の中:(環軸、椎ヘル、脳脊髄炎/腫瘍、水頭症/中心管拡張、は有りうるよな。
まぁニューロパチーは併発は考えられなくもないが、こんなに疼痛は出ないから…etc)

と様々な考えが駆け巡りますが、

いずれにせよ、悪化しているのならば、普通の獣医療の流れとして
MRIなどの精査の検討、必要なら手術や脳圧を下げる薬、などなど
いろんな可能性を考え、早めに動く必要もあるのです。

つまり、「鍼やっている場合では無い」こともあります。
もちろん、神経根痛のように、痛みがとにかく引いてくれることが大事であれば
鍼治療で落ち着くこともあるわけですが…


色々飼い主さんにお話しをして、
どちらにしてもその日は鍼をすることにしました。

【1週間後】
そして1週間後の再診日…
上の写真のようにスクッと立ってお出迎えです。

横からみると、こんな感じです。
004_convert_20121231114739.jpg

お母様の話によると、鍼治療した日はdidiちゃん寝てしまい、
次の日の朝から歩きだし、夜にはほぼ元通り(!)だった、とのことでした。

すっかり元気になったので、
病態により再発の危険性があることを説明し
マッサージなどのお話しをして
この日は一旦治療終了に。

うーん、結果からすると、やはり頸部の神経根の圧迫疼痛が主原因だったのか…?
もう一度考察するにも、初診時の写真も動画も無く
頼りは自分の記憶とカルテのみ…

初診時の写真は撮らなきゃだめだ~~~
(良くも悪くも経過がわかりにくい)しきり反省です


…あ、趣旨がズレましたネ。
didiちゃんのようなケースは珍しいし、普通の獣医の感覚なら
このようなときに鍼をしましょう、とは言わないケースだと思うのですが
効いてしまった一例なわけで…。

いやはや奥深い。
恐らくは触診、ツボの取り方、刺激の仕方など複合的に
うまくいったのだと思いますが、
これからも一例一例大切に治療していきたいと思います
(できれば科学的な説明がつくように…)

ブログご協力いただいたdidiちゃん&ご家族の方、有難うございました。

それでは、皆様良いお年を。
これからもなお精進して、動物たちのサポートができればと思います。

★おまけ★
今年最後にエリちゃんの♥(ハート)見てって!!」byエリザベス
022_convert_20121231161201.jpg
ズームイン!
021_convert_20121231161355.jpg

◆診療のご予約・個別のご相談は下記のホームページよりお願いします
世田谷の鍼灸・漢方の動物病院 みずほ動物病院

◆獣医専門誌の「CAP」にて、毎月連載しています
今月のテーマは、「第10回 知っ得!~中医学診療の現場でよくあるQ&A~(漢方薬編)」です
CAP1301[1]


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
↑よかったら応援ぽちしていただけると励みになります!
いつもポチありがとうございます
スポンサーサイト

コメント:

非公開コメント

09 | 2017/10 | 11
-
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

内田瑞穂

Author:内田瑞穂
獣医師 CVA(獣医の鍼灸師)CCRT(犬リハビリセラピスト)

アメリカで動物のリハビリを勉強しているときに、鍼灸が非常に受け入れられているのをみて可能性を感じ、そこから東洋医学にはまってしまいました。「西洋医学+東洋医学のいいとこどり」を目指しています。

おっとりマルチーズ(すく太)とお尻かじり虫のヨーキー(エリザベス)と生活しています★

ホームページはこちら→ http://mizuhovc.com

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

フリーエリア

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。