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腎不全 と 東洋医学

2012.08.29 12:17|東洋医学豆知識コーナー
最近、慢性腎不全を患っている子の鍼や漢方薬治療が増えています。
それをふまえ、今回はお勉強モードで!
解説していくことにしましょう

まずは、慢性腎不全について、
西洋医学的なところから、全体像を確認しましょう。

【慢性腎不全とは】

慢性腎不全(慢性腎臓病:chronic kidney disease CKD)とは
一つの「病気」の名前ではなく、腎臓の状態を表す総称、「病態」です。

つまり…

原因はいろいろで、細かく言うと違う病気だけれど、
腎臓に問題が出ているという点では同じ、という感じです。

一応、定義としては
腎臓に問題(病変)が生じ、それが慢性的に進行して、腎臓の機能を落としてゆく
となります。


★原因★

原因はさまざまです。
専門的な名前になるので、さらっと流していただければと思いますが、

糸球体疾患、尿細管のダメージ、間質性腎炎、アミロイド―シス、
シュウ酸カルシウム結晶尿などがあげられます。

いずれにせよ、
慢性腎不全(慢性腎臓病)の原因の多くが、加齢との関係性を指摘されています


★症状★

定期的な健康診断のときに、
尿の検査や血液検査で初めてわかることも多いです。

飼い主さんが最初に気づく症状としては、

・多飲多尿
・食欲不振
・体重減少
 が多いと思います。

症状が進むと、消化器症状や軽度貧血、脱水、尿毒症に関連した症状などが
出てくることがあります。


★診断★

上でも触れましたが、基本的には
・尿検査
・血液検査
 をベースに、血圧測定が加わる感じです。


★治療★

慢性腎不全(慢性腎臓病CKD)の治療は
①腎臓へのダメージを未然に防ぐ
②すでにダメージを受けた腎臓のケア

が二大柱になります。

具体的には、
・尿石症の改善
・飲み薬(血圧コントロール、活性炭ほか)
・食事療法(リン制限、ナトリウム制限、タンパク制限ほか)
がメインです。

あとは必要に応じて、脱水や消化器症状、貧血に対する対策などを行います。

ただ、慢性腎不全は徐々に進行してゆく性質があり、
治療は、「完治を目指すのではなく、進行速度をなるべく遅くする」、というものになります。


…ここまでが、通常の常識的な獣医療のやり方、考え方になります。

さて、東洋医学ではどのようにアプローチするのでしょうか
それは次回に解説したいと思います。


【次回予告】
〇東洋医学では慢性腎不全をこう見る!
〇当院の慢性腎不全へのアプローチは…


★おまけ★

最近、エリザベス(ヨーキー)は
クレートトレーニングが上手になってきました
このまま扉を閉めて、1時間とか全然平気です

011_convert_20120829222553.jpg

逆にすく太(マルチーズ)は、決してクレートに50㎝以上近づきません。
地震などのことを思うと、なんとかしなくちゃですね



◆診療のご予約・個別のご相談は下記のホームページよりお願いします
世田谷の鍼灸・漢方の動物病院 みずほ動物病院

◆獣医専門誌の「CAP」にて、毎月連載しています
cap1208[1]

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プロフィール

内田瑞穂

Author:内田瑞穂
獣医師 CVA(獣医の鍼灸師)CCRT(犬リハビリセラピスト)

アメリカで動物のリハビリを勉強しているときに、鍼灸が非常に受け入れられているのをみて可能性を感じ、そこから東洋医学にはまってしまいました。「西洋医学+東洋医学のいいとこどり」を目指しています。

おっとりマルチーズ(すく太)とお尻かじり虫のヨーキー(エリザベス)と生活しています★

ホームページはこちら→ http://mizuhovc.com

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