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ペットと薬膳 その2

2012.02.06 00:45|東洋医学豆知識コーナー
今回のテーマは、「ペットと薬膳 その2」です。

前回薬膳の考え方のベースについて簡単にお話ししましたので、
今日は、実際どんな感じで使っていくのか、です。

皆さんに薬膳を使っていくイメージが伝わるよう、
ここでは実際の動物の一例を軸に進めてみますね。

この子は、ゴールデンレトリバーシニアのわんこです。現在15歳!
(ちなみに舌しか映っていないのはわざとです

013_convert_20120205223312.jpg

かれこれ1年以上東洋医学系の診察をさせていただいています。
そもそもの目的は、股関節炎と肘の関節炎に対する疼痛緩和
現在は、シニアケアの割合も増えてきました。

この写真は開始直後のもので、舌の色が紫がかった暗い赤だったのが特徴でした。
この紫は気の巡りが滞っているサインとして重要です。
そして赤は体が火照っているサインになります。
この子は病院で行う一日健康診断や聴診で循環器系の異常は認められていません

▷▷▷診断&治療
診断は、局所(肘や股関節、腰)の気滞・痺証および腎陰虚(体の火照りはこちらが原因)。
鍼治療と漢方薬で①気の流れを良くし、②腎経絡に働きかける治療を行いました。

▷▷▷経過
その後、当初の特徴だった「紫色」の舌がかなり落ち着きました。
(恐らくお母様の適格なマッサージもかなり一役買っているかと!)
そして暗赤色は、当時ほど暗くなく、赤味も引いてきています。
ただ、脈の状態や、暑がりなところなど、依然として腎陰虚の所見がみられます。


Q.ここで、薬膳で日々のバックアップを行うにはどうしたらよいか

①まず、何を目的にするか
現在の問題は? → 腎陰虚&気滞・痺証              
          ただし、気滞は鍼灸、漢方、お母様のマッサージでコントロールしている。
          どちらかというと腎陰虚への対応を優先させたい

だから、腎陰虚をメインに治療する目的で薬膳を行いたい、ということになります。


②では腎陰虚に対して、どういう食材を選ぶか
腎陰虚とは、腎経絡に十分な「陰(冷房みたいなもの)」の成分が足りておらず、
体に火照りが生じるという状態なので、腎経絡の陰を補い、火照りをとってあげる食材を選ぶ。

つまり…?
帰経が、腎経絡・脾経絡
性味が、しょっぱい・甘い 
食性が、普通~冷たい
そして、できれば体を潤すもの(腎陰虚による火照りで体の潤いが減る、という理論から)
(帰経、性味、食性については前回のブログで解説しています。わからない方はコチラをどうぞ

③具体的には

肉類:豚肉、牛肉、アヒル肉 ほか
穀物:米、大麦、キビ ほか
野菜:アスパラガス、人参、サツマイモ、アボガド ほか
果物:リンゴ、プラム、マンゴー ほか
その他:チーズ、豆腐、卵、ココナツミルク、ゴマ油、蜂蜜 ほか

④これをどう使うのか

1)すでに手作り食であれば、食材内容を少しずつ変更してみる。
2)ドライフードを食べているのであれば、トッピング・おやつで取り入れてみる。
3)2)同様ドライフードを食べているのであれば、ドライフードの主成分を上記のお肉のものに変えてみる。

というのが、ベーシックな変え方です。
これから手作りを試したいという場合については、本一冊くらいの
話になるのでここでは割愛します。

尚、今日のお話しは、この子に対するオリジナルな治療プランの一例なので、
皆様に当てはまる保証はありません。
たかが食べ物、されど食べ物です。
あくまで治療の一環なので、まずはお近くの中医学をされている獣医に
相談をして、きちんとした診断をお受けくださいませ


またしてもすごく長いブログになってしまいました。
少しでも読みやすいように気を付けてはいるのですが、まだ慣れなくてすみません…
あぁ、そんな感じで使うんだなと皆さんに伝わったら嬉しいです


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世田谷の鍼灸・漢方の動物病院 みずほ動物病院

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プロフィール

内田瑞穂

Author:内田瑞穂
獣医師 CVA(獣医の鍼灸師)CCRT(犬リハビリセラピスト)

アメリカで動物のリハビリを勉強しているときに、鍼灸が非常に受け入れられているのをみて可能性を感じ、そこから東洋医学にはまってしまいました。「西洋医学+東洋医学のいいとこどり」を目指しています。

おっとりマルチーズ(すく太)とお尻かじり虫のヨーキー(エリザベス)と生活しています★

ホームページはこちら→ http://mizuhovc.com

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