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腎不全 と 東洋医学 その3 

2012.09.05 11:30|東洋医学豆知識コーナー
みなさん、こんにちは。
相変わらずの暑さで嫌になってしまいますね…

今回は、やっと
腎不全と東洋医学」の最終回、です。
東洋医学からのアプローチの仕方を簡単に解説してみようと思います。

ちなみに、
前々回は、腎不全について(西洋医学的な話)→ブログはコチラ
前回は、 腎不全について(東洋医学的な話)→ブログはコチラ
になりますので、ご興味のある方は覗いてみてください

前回も述べましたが、東洋医学的では
慢性腎不全(慢性腎臓病:CKD)は主に4つに分類されます。

①気虚、②陽虚、③陰虚、④精虚

④の精虚は生まれつきの問題、種雄として交配させすぎたときなどに
生じるので、年齢と深く関係する①~③について、ここでは触れたいと思います。

【東洋医学的なアプローチその1 鍼灸
ツボ選びの仕方は、専門の方により違いがかなりあると思います。

基本的な流れとしては、
腎経絡を元気にするいわばテッパンなツボ、をメインに

①であれば、気を補うのに良いツボ、
②ならば、体を温めるのに良いツボ、
③ならば、体の火照りを取るのに良いツボ、
を選んでいきます。

セレクトの仕方は、術者によって癖があります。

ちょっと、脱線しますが、よくある避妊手術一つとっても
獣医さんでやり方が色々なのと同じようなものです

傷口の縫い方は、医療用ホチキスか、縫うのか、縫うなら埋没縫合か、単純結紮縫合か…
体の中で使う糸は、絹糸か、ナイロンか、合成吸収糸か…
卵巣だけとるのか、子宮もか…
麻酔は…

あげるとキリがありませんが、それぞれに良いところがあり、
それぞれの獣医さんが一番良いと考え抜いた方法で、
一番得意な方法で、手術をしています

ツボ選びも同じです。

まぁ、それはさておき、良く使うツボとしては
背中なら腎兪(じんゆBL23)、三焦愈(さんしょうゆBL22)
足首なら太谿(たいけいKID3)、復溜(ふくりゅうKID7)、などがあり、

①なら例えば、背中の気海愈(きかいゆBL24)
②なら例えば、背中の腰陽関(こしようかんGV3)
③なら例えば、すねの内側の三陰交(さんいんこうSP6)などがあります。

とても書ききれませんが、いろいろあるツボから
最低限必要なツボ選びをして、鍼や指で刺激します


【東洋医学的なアプローチその2 漢方
漢方薬も、ツボと同様いろーんな薬があります。
なぜなら、さまざまな生薬が組み合わさって配合されているので、
その組み合わせたるや、無限大…だからです。

代表的なものには
縮泉丸(Suo quan wan)、金鎖固精丸(Jin suo gu jin)、
腎気丸(Rehmannia8)、六味地黄丸(Rehmannia6)、Rehmannia11
などなど
…。

私が普段使っているのは、
動物が使っても大丈夫なように、成分を変えてある漢方薬(詳しくはコチラ)です。

アメリカのフロリダ大学で使っているもので、
輸入に頼っていますが…

なので、たまに日本の製品で、ドラッグストアで販売している漢方について
ワンちゃん猫ちゃんへの使用方法を聞かれるのですが、こちらに関しては
成分や剤形等々違うので、お答えできません。

【最後に…(重要)】

腎不全に対して、あれやこれや述べてきましたが、
東洋医学的にはやはりメインは鍼灸、漢方になります。

これのみでも大丈夫、という専門の方もいらっしゃるでしょうし
東洋医学以外はしたくない、という
強いご希望をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

そういう方を否定はしませんし、そういう飼い主さんがいらっしゃったら
ご希望に添えるよう精いっぱいの治療をさせていただきますが、
当院のスタンスとしては、「西洋医学も東洋医学も、良いとこどりを」です。

西洋医学は「病気を倒す治療」
東洋医学は「体を元気にして、病気を治させる治療」


脱水のひどい子に対しては、やはり点滴は効果的ですし、
両方の角度から、サポートして元気に長生きできたらいいな、と思います。


さてさて、3回にわたる「東洋医学と腎不全」ですが、
ここまでお付き合いいただいた方々、
長い文章お読みいただきありがとうございます

また、これからも皆さんのお役に立てる情報を載せていきたいと
思いますので、よろしくです

★おまけ★
たまには、エリザベスの正面写真を…!
014_convert_20120905112754.jpg

ホントは、この目線の先で、すく太(マルチーズ)とおもちゃで遊んでいるのです。
誰かがこうしてひきとめないと、すく太からおもちゃをぶんどってしまう~~



◆診療のご予約・個別のご相談は下記のホームページよりお願いします
世田谷の鍼灸・漢方の動物病院 みずほ動物病院

◆獣医専門誌の「CAP」にて、毎月連載しています
CAP1209[1]


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コメント:

贅沢で有り難い良いとこ取り

いつもありがとうございます!
腎臓トラブルの子には、長期間のケアや処置が生じてくる中、苦痛なく無理なく過ごさせてあげたい。
私は、東西の医学ミックススタイルが選べ・また出会え、本当に、良かった~と、実感している只今です 。

ヤマ、と、おかん、頑張るよ~ 

No title

こんにちは。
ヤマちゃん、まだまだこれからです!ヤマちゃんのやる気はピカイチですので、それを大事にしたいですね。
西洋東洋良いところどりで、上手に腎不全と付き合って、ヤマちゃんが楽しく暮らせるようにしていきましょうね。
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プロフィール

内田瑞穂

Author:内田瑞穂
獣医師 CVA(獣医の鍼灸師)CCRT(犬リハビリセラピスト)

アメリカで動物のリハビリを勉強しているときに、鍼灸が非常に受け入れられているのをみて可能性を感じ、そこから東洋医学にはまってしまいました。「西洋医学+東洋医学のいいとこどり」を目指しています。

おっとりマルチーズ(すく太)とお尻かじり虫のヨーキー(エリザベス)と生活しています★

ホームページはこちら→ http://mizuhovc.com

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